リアルさがあだとなった「クレオパトラな女たち」
日テレ「クレオパトラな女たち」も第8話で終了が決まり、あと2週で打ち切り。
平均視聴率(関東地区)は、4月18日(初回)は9.9%、第2話は6.7%、5月16日(第5話)は7.6%。
美容整形ドラマは、やはり難しいと思いました。いままでもこのテーマはこけています。
初回から数回見てきましたが、悪くはないんです。本も台詞も・・・。
「家族のうた」のパクリ疑惑とちがって、大石静さんがかなり取材をされて書かれた脚本だと感じられます。
美容整形をテーマに、する側&される側の心も描かれていて、根本となる家族の問題にも迫っています。
プロに徹する美容外科医、反整形のスタンスの医師、顔をいじりまくったナース、自然のままの麻酔科医など登場人物の意識もさまざまで、患者の心の闇も表現されていて、「なるほどな」と思ってみていました。
それにそれに・・・カーネーションから気になっていた
俳優の綾野剛さんが同性愛者を熱演していて、そのせつない演技もいいなと思っていました。
盛り込みすぎ感もあるけれど、でも、美容整形に関するテーマへの挑戦、気合いが感じられるんです。
でもね、初回見たとき、「こりゃ、キツイな」と思いました。
ひとことでいえば、リアルすぎるんです。これはきっと綿密な取材があだになっていると思いました。
整形の縫ったりするシーンをかなりリアルに見せ、「そこまで見たくないよ」というのが正直なところです。
「美容整形=虚飾」のところがあります。ビフォアー、アフターということで、変身願望を実現できるということでもよいです。
わたしからいわせれば、フェイク。
フェイクに、リアルさはマッチしません。
人それぞれ心の闇があって、また多かれ少なかれコンプレックスも持っています。キツイけれどそこと向き合わない限り、いくら美容整形に答えを求めて顔や身体を変えても闇が消えることはありません。
ちょっと顔でも胸でも変えてみたらいいことあるかなと軽く美容整形を考えている人には、リアルさを見せられてかなり重たいドラマです。
逆に、心の闇をもっている人には、逃げたい、見たくないのに向き合わされてしまうキツイドラマです。
これは、ノベライズなど小説、活字のほうがきっと読まれると思います。お金を出して情報を求める人たちが手にします。
ここまで取材されている大石さんにはぜひ、顔、容姿コンプレックスをもち、闇を抱えている女性に向けた本を期待したいです。
大石さんはブログで「今は、このドラマを愛して下さった皆様に、なるほどと思っていただけるようなステキな最終回となるよう、頭をひねっている所です」とコメント。
あと2回、ぜひご覧下さい。
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